オーディオBox 2010.07
机と本棚のセットが出来ました。次は オーディオラックです。これまでは部屋の片隅に押し込められていたオーディオコーナを 晴れて 中央に呼び出すことが出来そうです。
早速、オーディオラックの製作を検討した。 ラックのサイズやら材料をネットで色々と見ていると「長岡式ラック」なるものがあることが分かった。
この、ボックス積み上げ式は、配置の自在性もあり、かつ制震構造は私のイメージにピッタリ。
早速この オーディオBOXの製作に取り掛かった。

材料は 24mmのシナベニヤでBOXを作るようになっている。
サイズは60cm×45cmがベースである。
即ち、3×6の板を6分割してBOXを作ることが基本になっている。
特に異論は無いので、早速近くのホームセンタをあたってみたが、24mmもの厚さのシナベニヤが無いし、厚いものは価格が高い。
そこで、うらさんの へそ曲がり精神がむらむらと起こってきた。厚さ12mmのシナベニヤ(これでも高いが)で作ることにした。6分割は ホームセンターでカットしてもらった。まず、側板は 2×4 材4本をコーナ配置することとした。これであれば、Boxの高さは、惜しみなく変更できる。
除震のために、コーナの足4本の上下面に厚さ5mmのゴム板を貼り付けた。
ゴム板は、ホームセンタで買ってきた。ネオプレンのごく普通のものである。


ゴム板を挟んで、底板をネジ止めする。

この構造で、底板を叩いてみると、結構 高い周波数の共鳴が取れている。

だけども、まだまだ共鳴が残る。広板を4点で支持するのだから、ある程度はやむをえない。
次にうらさんの裏技です。
BoxとBoxの間に、滑り止めの樹脂布を敷く。
これは、ホームセンターで安価に購入できる。

こうすると 重ねたBoxが一体的に動く。
BOX同士を締結する必要がないので非常に便利です。
今回は、除震向上のために、全面に敷いたが、一体構成のためだけならば、両側だけでもOKです。
もうひとつのうらさんの裏技です。

左は、一番底に置く足板です。
床との接触面には ゴム板、すべり布を両面テープで貼り付けてあります。ゴム板をかませることで、床への設置が安定するし、なによりもすべり布が長持ちします。
勿論、Box側には すべり防止布を敷いてあります。

これで、床への振動伝達をかなりカットできる筈です。
左が 完成写真です。 一番上の部分を押しても、全体が一体的に動きます。
評価
中段は 板が2枚重なるので重厚感がありますが、最上段と最下段は若干薄い感じがします。
また、肝心の板の振動状態ですが、底板中央付近を叩くと、まだ 共振音が大きいです。 手元にあった厚さ5mmのコルクシートを板の間に挟んでおきました。まあ、私のオーディオのレベルではこれで十分でしょう。
そのうち、両サイドを板にすることで、もっと除震は向上する筈と思う。また、コルク材を挟んだまま 底板同士を 締結してしまえば 理想的な除震材になる筈です。
ともあれ、現状では これで完成です。